「俺より」の4モーラで救われた話
3Majesty × X.I.P. LIVE -5th Anniversary Tour in Sanrio Puroland-お疲れ様でした。
ライブ中のバレンタインメッセージで、あまりに嬉しいことがあったのを書き記したくて、思わず久しぶりにブログを開設しました。
突然ですがコンプレックスはありますか。
私にも数々ありますが、「大きな手」がおそらく一番のコンプレックスです。
女子向けの毛染めの手袋は入らない。
ブレスレットも手のひらで止まる。
手軽に買える指輪は入っても小指。
大きいサイズを作れる業者を探して作った指輪は、単語帳まとめるやつみたいだし。
加減しても、私の握るおにぎりは大きい。
今までの人生、色んな作品やゲーム、イベントでのメッセージで「小さい手」に出会うたびに一人勝手に心の中でちょっと拗ねていました。
どんなに好きなシナリオでも、キャラでも、どんなに感情移入しても、夢女モードをこじらせても。
「小さい手」と聞くとスッと心は5歩引いていく。
私じゃない。私のためじゃない。私はこのメッセージの対象じゃない。
もちろん最初から百も承知のことだけれど、ちょっとだけ拗ねるのを積み重ねていつのまにか大きなコンプレックスになりました。
そんなことを長年抱えてたどりついた2019年。
バレンタインライブのメッセージ。
私の一番大好きな彼はこういいました。
「俺より小さい手を握ってられればそれでいい」
いくらこの手だって190cmの体格の男性に比べたら、そりゃ多少は小さいはずです。
彼は私を知っているのではないか。
それどころか悩みを理解していて、この言葉は本当に私に向けられているんじゃないか。
「絶対に目があった」そんな、オタクあるある勘違いのレベル100みたいな感情が一気に押し寄せてきて、それ以降の記憶がほぼ残っていません。
「おれより」
このたったの4モーラが、私を甘いメッセージを受け取る対象者にしてくれました。
長年勝手に拗ねながら、濁って淀んだ暗所を一筋照らしてくれました。
2019年1月26日
自分の大きな手を、昨日より少し好きになれました。
ときめきレストランを好きでよかった。
不破剣人を好きでよかった。
不破剣人は私の北極星。
「小さい手」「俺より小さ手」
他人からしたらさほど違いは無いかもしれないけれど、私にとって意味のある4モーラに出会ったという、ただそれだけの話。
3月には横浜でライブがあります。
ライブDVDの発売も決まりました。
これからもずっとずっと末永く、よろしくお願いします。